【2025年最新】 福田恆存思想の〈かたち〉 : イロニー・演戯・言葉

「福田恆存思想の〈かたち〉 : イロニー・演戯・言葉」浜崎 洋介絶版本です。数年前に新刊で購入しました。amazonでは2万円超えで取引されています。できるだけ早く売却したいので値段を下げて出品しました。とても好きな本だったので正直出品するのが惜しいです。大切にしていたのですがとてつもない金欠に見舞われてしまい、背に腹は変えられず売るしかなくなりました。福田恆存について多彩な人物を織り交ぜ、多角的に語られている本です。彼についてでだけでなく、当時の時代背景や彼の周囲の人物まで多く書かれています。そういう意味では類書はないと言ってもいいのではないでしょうか。例えば、芥川龍之介、太宰治、白樺派、葛西善蔵、嘉村磯多などに対する福田恆存の文学評論の解説では福田の文学的な視点、立場を明確に描き出しています。これだけでも日本近代文学に対する新たな見方を得られるはずです。また、国語問題では時枝誠記の学説を交えて福田恆存の立場を明らかにしています。そして、福田の保守思想について保田與重郎、三島由紀夫との相違を中心に詳らかに語られています。保田もそうですが、三島由紀夫との相違だけでもここまで詳しく語っている本はないでしょう。また、D.H.ロレンスの思想にも深く入ることでそこから得た福田恆存の特有の着眼点を詳らかにしています。本居宣長の認識論から福田恆存の「言語」に対する意識を力説している章は圧巻です。本当に得られるものが多い本です。よろしくお願いします。#浜崎洋介 #浜崎_洋介 #本 #日本文学／評論・随筆 #福田恆存 #小林秀雄 #ロレンス #三島由紀夫 #保田與重郎 #時枝誠記 #本居宣長

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